ヘルニアを腹式呼吸で治す

あっ腰が痛いっ・・・と思ったら、どうしますか？
腰痛に効く湿布を貼りますか？
ぎっくり腰にも効くという、キネシオテープでも貼りますか？
それとも腰痛体操のやり方を調べて、やってみますか？
腰痛に効く入浴剤でも、お風呂に入れて入ってみますか？

腰痛を治す方法は色々ありますが、まず、その腰の痛みは何なのか、腰痛の種類を知ることも大切です。
そしてもし、その腰の痛みが椎間板ヘルニアだと判明したら、予防のためには何をすればいいのかを考えてみましょう。

・・・今ふっと頭に思い浮かんだのは、腹筋や背筋運動。
・・・でも、ちょっとまってください。腹式呼吸なら、もっと気軽に始められますよ。

複式呼吸とは、横隔膜を上下に動かす呼吸法です。
ぜんぜん難しくなく、誰にでもできる呼吸法なので、一度やってみてください。

椎間板ヘルニアを改善へ導く腹式呼吸のやり方

1. 目を閉じて、片手をおへその下あたりに置き、そこへ気持ちを集中する。
2. 息を一度だけ吐き出す。
3. １で手を置いた、オヘソの下を意識しながら、深くゆっくりと、大きく息を吸い込む。
4. お腹の中のもの全てを吐き出す感じで、お腹がへこむまで、お腹から息を全部、吐き出す。

１〜４がワンセット。なので、これを繰り返します。
この腹式呼吸は１日１０分ぐらい、座ってやるのが効果的ですが、まずは気軽にやってみてください。

どうして腹式呼吸が、ヘルニアの予防・改善につながるのかと言うと、腹腔内圧のアップや腹筋を強化するため・・・とか。
椎間板ヘルニアと診断されると、医師から予防策として、腹筋や背筋運動を勧められるそうですが・・・
腹筋や背筋運動は、ある程度体力がいるので長続きしない人が多いようです。

その点この腹式呼吸は、そんな体力を必要とせず、やり方を憶えてしまえば、仕事の合間や電車などの移動中でも気軽にできるので、いいですね。

また腹式呼吸は椎間板ヘルニアだけでなく、便秘や冷え性を解消する力もあります。
そのうえ、リラクゼーション効果もあるので、自律神経を調整したりダイエット効果も期待できるそうです。