養子縁組の選択
あなたは養子縁組について、どう思いますか?
欧米は、ぜんぜんと言ってもいい程、養子縁組に対しての
偏見や抵抗が無い国です。
そのため白人夫婦が、黒人の子供を連れている光景も珍しくなく、一般に浸透しているとか。
しかし日本は、まだまだ、そこまでには至っていません。
このページでは、これも難しい問題ですが、この養子縁組について掲載しています。
では、一緒に考えてみましょう。
養子縁組には細かい条件があり・・・
養子縁組を希望する人がいたとしても、ネガティブなイメージがあるというだけで、不幸な境遇にある子供達を救い出せないのだとすれば、とても悲しい事ではないでしょうか・・・
日本では、かりに養子縁組を決意したとしても、細かい条件がつきつけられます。
たとえば、公的な斡旋団体の場合、夫婦のどちらかが25歳〜60歳であること。
お部屋と台所は分かれていること。
そのお部屋の広さは、最低2部屋で10畳あること。
育児に専念できる大人が1人以上はいること。
・・・このような事で、それらを全てクリアしなくてはなりません。
要するに、共働き夫婦だけでは認められないのです。
これらの条件は、養子や里子を保育園や幼稚園に、預ける事ができない制度が原因。
ですが、このように養子や里子制度を利用して、やっとのことで子供を迎えても、普通の
出産で子どもを儲けるよりも、課題は多いし、里親登録するだけでも一苦労なのです。
しかも倍率もとても高く、相当の時間、待つことを覚悟する必要があります。
そこまでして子供がほしいとは思いませんか?・・・普通に、
自分の子供を生んで育てるのだって大変なのですから、里親なら、なおさらのこと。
どんなに硬い決心で望んでも、実際の子育ての大変さは、きっと想像以上でしょう。
誰でも心が揺らいでしまいますね・・・
こう考えると、選考の為の高いハードルは必要なのかもしれません。
意図はどうあれ、どれだけ苦労してもいいから子供が欲しい、という夫婦に
子供を与えよう、というのですから。