代理母出産について

代理母出産・・・不妊治療の果てに、どうしても子供が出来なかった場合、思いつくのが「代理母」でしょう。
あなたは、この代理母出産について、どう思いますか？
ある意識調査では、大半の人は「積極的賛成」、または
「消極的賛成」という答えが出ました。たしかに・・・
不妊に苦しむ人たちにとっては、代理母出産でも子供が持てるのなら、嬉しいこと、希望の光になるのかもしれません。
感情論だけで言うと分かる気がするし、代理母賛成・・・と、言いたいところですが、現実には、いろいろな問題点があるようです。
このページでは、この代理母出産について掲載しています。
あなたも一緒に考えてみましょう。

代理母出産はリスクが大きく、問題点を挙げればキリがない・・・

代理母出産のシステムには、様々な問題点があります。
それは、戸籍や法整備が整っていない事はもちろんですが、
社会的・倫理的な問題も解決していません。
加えて、受胎後に色々な問題が生じる可能性も否めません。

たとえば代理母が出産後、母性に目覚めてしまった場合、赤ちゃんの引き渡しを拒否する可能性さえ出てきます。
生まれた子供が五体満足とは限りません。もし、障害児が生まれたらどうしますか？
赤ちゃんの受け取りを、拒否する可能性だってあるでしょう。
それから、何らかの事故が起きて、引き渡すまでに胎児が死亡してしまった場合、
どうなるのでしょうか？
また、多胎だった場合、双方の対処法に違いが生じる可能性なども考えられ・・・
・・・このように代理母出産は、問題点を挙げればキリがありません・・・

代理母で出産すること自体に、リスクだってあります。
子どもの命を、お金という報酬が発生するシステムで、科学的に処理する事を疑問視する声も多いのです。

安易に容認した場合、「子供は欲しいけど出産するのは嫌」という理由で、簡単に代理母出産を依頼する人が、出てくる可能性も無くは無いですし。
本当にデリケートで難しい問題ですから、代理母については、賛否両論の意見があるのは仕方のない事でしょう。
どちらにせよ、感情的な軽い気持ちに流されるような事はせず、様々な角度から、
しっかりと考えていくべきだと思います。